思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

<炭鉱特別編:「三笠プロジェクト2014」北海道インプログレス主催、「川俣正アート」その後>

「三笠プロジェクト」は、パリ在住の美術家川俣正氏が三笠市を拠点に立ち上げたアートロジェクトです。2008年から関係者と話し合いを重ね、2012年に廃校の小学校体育館で制作を開始し、2014年7月に完成した炭鉱街のインスタレーション。縦30m、横18m…

<「札幌国際芸術祭」連携事業、そらち炭鉱の記憶を訪ねて>②

(前回ブログのつづき)8月23日にシャトルバスで、その後のアート作品を観てきました。 (8月23日~10月13日までの、土日祝日の19日間のみ) シャトルバス運行は予約。 電話(0126-24-9901) (①夕張市旧北炭清水沢火力発電所、②旧北炭送電鉄塔の…

<「札幌国際芸術祭」連携事業、そらち炭鉱の記憶を訪ねて>①

以前のブログで、炭鉱跡地でのアート作品を紹介していました。 (http://blogs.yahoo.co.jp/reimei_tear_5/33738687.html <アートの力で炭鉱の記憶を掘り起こす、アート展を観て> 8月23日にシャトルバスで、その後のアート作品を観てきました。 (8月23日…

<「掛川源一郎」展を観て、アイヌ文化を想う>

「札幌国際芸術祭」の赤れんが特別展「旧道庁れんが庁舎」の2階で★「伊福部 昭・掛川 源一郎」展が開催中です。伊福部昭氏は作曲家で釧路出身。曲作りの譜面、雪の結晶などの写真が展示してありました。アイヌ民族との関わりもあり、その影響を受けた曲が多…

<「広島・長崎の記憶~被爆者からのメッセージ」を読んで>

朝日新聞が2010年11月に開設したウェブサイトに、広島と長崎で被爆した声のメッセージが載っていました。当時の生々しい体験です。今朝の北海道新聞にも「被爆体験 語り続ける91歳」の記事の中に、「証言の映像 ネット配信」(東京の市民団体)とあ…

<「札幌国際芸術祭」初日から、その後>

「札幌国際芸術祭2014」のオープンから11日が経ち、作品展の具体的な情報が流れています。冒頭の画像は島袋道浩作「一石を投じる」です。現在は赤レンガを敷き詰めた北3条広場「アカプラ」に滞在していますが、市内の数か所に移動するようです。どんな場所…

<札幌市内のギャラリー巡り、私の楽しみかた>

札幌にはギャラリーが幾つあるのでしょう?4年間に、私が出かけていたギャラリーを数えたら、約37ケ所。その中で、数回、または頻回にギャラリーさんで作品展を観ていたことになります。情報を収集して表を作り、観たい作品展を確認していますが、気にしな…

<札幌国際芸術祭 モエレ沼公園会場「フォレスト・シンフォニーinモエレ沼」を観て>

7月22日の夕方、坂本龍一氏のインスターレーションと、能楽×アイヌ古式舞踊「北の大地を寿ぐ」を観るために、札幌市東区の郊外にある「モエレ沼公園」に行きました。館内の作品を観た後、外の「ミュージックシエル」に行く途中で雨がポツリと落ち、徐々に…

<「札幌国際芸術祭」初日、一市民の感想>

7月19日、「札幌国際芸術祭2014」が開催されました。道内初の本格的な芸術祭とのことです。 現代アート芸術祭は72日間。市内7ケ所を主要会場とし屋内外で作品を展示。諸外国の作家さんや国内、道内の作家さん64個人とグループの作品展です。準備で主…

<アートの力で炭鉱の記憶を掘り起こす、アート展を観て>

今年の「そらち炭鉱の記憶アート 2014」は、「札幌国際芸術祭 2014」の特別連携事業として作品展を開催します。(期間期間は8月23日~10月13日の土・日・祝のみの19日間) 「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」は、6年前から空知地区施設の存続と地域再生…

<「北の脈-North Line-」を観て>

札幌市地下鉄「大通駅」から「バスセンター駅」間の地下歩道空間に「500m美術館」があります。そこで開催中の「北の脈-North Line-」展を観てきました。過去に観た作品と、その時の場所の風景が浮かんできて懐かしさと同時に、北の美術を繋いできた作家さ…

<春は南から、秋は北から季節のおくりもの>

札幌では樹木の花々が、にぎやかに咲いています。 コブシ、ウメ、サクラ、レンギョウ等々、上ばかり眺めていますが、足元にも色とりどりのスイセンやチューリップ、草花が咲き誇っています。 満開の桜を眺めていると、どうも「おたまじゃくし」を連想してし…

(今年は札幌で、藤城清治の世界展、札幌国際芸術祭が楽しみ)

4月11日:札幌も雪が積もりました 11日:9時30分頃の写真、吹雪いていました。この後すぐに止んでお天気に。 今朝は小学校のグランドに残雪があるくらいです。12日:7:30頃の写真です。 頂に雪を残す山々は美しいですね。 ブログを休んでいま…

<あの日、東日本大震災から3年。>

2011年3月11日:金曜日の午後2時45分過ぎに横揺れがしばらく続いた後の惨事。あの日から3年が経ちました。福島第一原発の原子力事故に発展して現在も様々な課題が残っています。 そして今も、行方不明の方は何処にいるのでしょう。2月10現在:2,636人の方が…

<厳冬の2月に、雪と氷と明かりの祭典>

この最も寒い時期に、雪とあそび、地元の美味しい食材で温かい料理をいただき、酔い心で楽しむ行事が、道内各地で繰り広げられています。寒さを楽しんで厳しい冬を乗り越えようという、お祭りでしょう。 札幌近辺での2か所のお祭りをご紹介します。 ①第65回…

新春のお喜びを申し上げます。

新しい年、いかがお過ごしでしょうか? 昨年中は、ご来訪をありがとうございました。 今年もみなさまのブログに、ご訪問させていただくのを楽しみにしております。 少々、ブログを休んでおりましたが、時々アップしたいと思います。 今年も幸いな年となりま…

●生田原、文学碑公園⇒「藤城清治コロポックル影絵美術館」へ

遠軽町の生田原にある 「オホーツク文学館」「オホーツク文学碑公園」に行ってきました。続きです。 (承前)アドレス: http://blogs.yahoo.co.jp/reimei_tear_5/32476336.html 北海道のオホーツク沿岸に沿った流氷文化圏の風土は北海道でも特別な風景です…

そろそろ、冬支度。

(写真) 11月12日のさっぽろです。 11月も半ばを過ぎました。札幌の今日は、穏やかな小春日和です。 寒くなるのはこれからでしょう。 「生田原」への小さな旅の、ブログを途中で休んでいました。 腰をひねって腰痛というものを抱えながら、やらなければならな…

<生田原、オホーツク文学館・文学碑公園へ>

10月入って、生田原に行ってきました。「オホーツク文学館」「オホーツク文学碑公園」を訪ねる、小さな旅です。と言ってもJR特急「オホーツク号」に乗り、札幌~生田原までは4時間ほどかかります。 ずーと、気になっていた場所を見て回り、オホーツクの文…

<ギャラリー巡りで、「ギャラリー北のモンパルナス」>

(札幌西区 地下鉄琴似駅近くの風景。気になる、あの△山は?) 「ギャラリー北のモンパルナス」は、札幌の西区方面、地下鉄琴似駅の近くにありました。2年前に開設した新しいギャラリーです。池袋モンパルナスの画廊「ギャラリーいがらし」店主の協力を得て…

<詩人瀧口修造が、小樽で過ごした跡地を訪ねて>②

(承前): http://blogs.yahoo.co.jp/reimei_tear_5/32429582.html 1923年(大正12年12月):瀧口修造は20歳の時に関東大震災に遭い、小樽に住んでいる姉宅に身を寄せていました。その頃に修造が歩いただろうと思う道、場所を想像して「小樽公園」周辺を探…

<詩人瀧口修造が、小樽で過ごした跡地を訪ねて>①

今年の5月中旬~6月末まで、小樽市文学館と小樽市美術館との同時開催で「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム」の展覧会が開かれていました。その時代に生きた表現者として瀧口修造の中に詩と美術が、ひとつに溶け込んでいました。私には難しい内容だっ…

公園の木々も、秋の装いをはじめました。

公園を散歩していて、秋の気配を感じる季節になりましたね。 紅葉というと、木々の赤い葉は目立ちますが、黄金に染まったイチョウ並木には詩的なイメージが湧いてきます。 赤、緑の葉に重なりながら、黄色い葉が散りばめられるうつくさに、見とれてしまいま…

<木田金次郎「第一回個展」の頃>を観て。画家を支えた人たち。 ②

: http://blogs.yahoo.co.jp/reimei_tear_5/32352900.html (つづき) 油彩画家、木田金次郎を支えた人や企業を、いくつか上げましょう。 ★島本融氏:北海道銀行の初代頭取。木田の作品と人柄に惹かれて全面的に協 力。銀行関係を通して、東京にも紹介。北…

<木田金次郎「第一回個展」の頃>を観て。画家を支えた人たち。①

日本海側、積丹半島の西側に位置する岩内町。かつては、ニシンの千石場所として栄えた町。油彩画家、木田金次郎はこの土地に生まれました。 今年が生誕120年ということで、<特別展 木田金次郎「第一回個展の頃>が 開催されています。画家が取り組んでき…

<小樽市春香町で開催中の「ハルカヤマ藝術要塞2013」に行きました。>

2011年のブログでご紹介しましたが、2回目の「ハルカヤマ藝術要塞2013」 (野外展)が、石狩湾を見下ろす小樽市春香町の小高い森で開催されています。 <9月8日(日)~10月5日(土)> http://blogs.yahoo.co.jp/reimei_tear_5/26905499.html (前…

<札幌で手すき和紙の工房を開設した「紙びより」さん。>

画像がはっきりしません。 平成24年12月1日開設。 工房開設に向けてすべてご自分の手で作り上げた工房です。 (和紙作家・和紙職人) 東野早奈絵(とうのさなえ)さん。 その後、こちらの工房や出前講師、作品の販売など、 幅広くご活躍されています。 東野…

<岩内町郷土館の展示を観て> 特記。

岩内バスターミナルから徒歩で20分ほどの位置するところに、郷土館があります。 冒頭の写真のワイン色は建物ではありません。「野生ホップ発見の地」と書いてありました。 郷土館は岩内町制施行70年を記念して設置したものです。 岩内の語源はアイヌ語…

<岩内・小樽への小さなたび>写真でアップ

8月20日、札幌駅バスターミナルから、7;05発の高速バス「いわない号」に乗り、 岩内町の美術館・博物館に行ってきました。帰りは小樽市の「花園公園通」で下車。散策を楽しんで17:30頃、札幌に戻りましたが、暑い一日でした。 足取りを写真で、ご紹…

<水しぶきを浴びて>

酷暑、蒸し暑い日が続いています。 こんな時には水しぶきを浴びて、ひとときを涼んでください。 札幌の大通公園には5ケ所の噴水があり、憩いの場になっています。 写真は西2丁目にある「壁泉」。木陰のベンチに座って、せせらぎの音を聞きながら滝のよう…