思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

北海道知事館の庭園(建物は国の登録有形文化財)

f:id:ku3re5:20190906085611j:plain ★庭園の簡単な地図を和紙の素材で作りました。F6号です。(知事公館シリーズ3)

庭園内には広い芝生や木々のほか、おだやかな起伏があり、人工的な水路にはたっぷりの水が流れる緑に囲まれた庭です。昔は敷地内に湧水が小川になって流れていたようです。また1000年前に住んでいた、竪穴住居の跡地も敷地内にあります。

 知事公館は札幌市の中心部に位置し、近接して「北海道立近代美術館」、「北海道立三岸好太郎美術館」があります。

1930(昭和11)年に知事公館は三井の別邸迎賓館として建てられました。

戦後、北海道の所有になり現在も知事公館として会議等に使用し一般に公開されています。

札幌オリンピック開催時に、昭和天皇・皇后両陛下(現上皇上皇后)と皇太子殿下(現天皇)ご一家がお泊りになっています。三角屋根に白い壁と赤い線を配したお洒落な洋館です。

庭園では木々の花や小花で四季の彩りを添え、自然を感じながら安らぎの場、子供たちの遊びの場になっています。広い芝生には彫刻作品(安田侃作「意心帰」、流政之作「サキモリ」も置かれています。

JIR札幌駅から徒歩で40分ほど、地下鉄やバスの利用ですぐです。

庭園の開放は5月頃から11月末で。冬期は休業ですが、知事公館は(土、日、祝日と12月29日~1月3日を除き、開館しています。建物内から裏庭の冬景色を眺めるのが楽しみです。