思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

道内のJR駅シリーズ小樽 <文学、芸術の街> ③

ku3re5.hatenablog.jp

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さて、今回の小樽行きは文学館の特別展を観るためです。画像の右前方の建物が小樽市立文学館と小樽市立美術館です。★文学館:特別展のほか、常設展には約35名の小樽ゆかりの小説家、詩人、歌人俳人の著書や資料などが、展示されています。★美術館:1階に「中村善策記念ホール」(日本を代表する風景画家の作品・資料) ●2階は「企画展示室」●3階は日本を代表する版画家一原有徳記念ホールです。一原氏は2010年に100歳で病死。意欲的に制作された宇宙的な世界は不思議な魅力があります。小樽に来られた時には、どうぞご鑑賞を。


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文学館では、現在特別展として「歿後50年 伊藤整と北海道展」が開催されています(~11月24日迄)●小樽恒例のイベント「小樽雪あかりの路」は、伊藤整が最初に出した詩集「雪明かりの路」の題名に由来しています。小樽の街では高層ビルから一歩奥に入って狭い曲がった道を歩くと、特に雪道では古い平屋の建物窓から明かりが漏れている、こんな風景が今も残っています。伊藤整の詩をふと感じさせる情景も、いいですね。●小樽塩谷地区の海をみおろすゴロダの丘に、伊藤整文学碑が立っています。碑に詩集「海の捨児」の言葉が刻まれていました。


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●2013年、文学館と美術館の同時開催(特別展「詩人と美術 瀧口修造シュルレアリスム展」がありました。早速、観にいきました。瀧口修造小樽市にある蘭島海岸でシュルレアリスムに覚醒したと明言しています(詩人と美術 瀧口修造 図録より)●1925年に慶應義塾大学文学部に再入学し、夏休みには小樽の姉宅に帰って蘭島海岸で読書をしていました。姉は文房具店を経営していましたが、今も近くに小学校があります。姉宅の土地に現在は親族が新築して住んでおられるようです。●国鉄小樽駅から蘭島に出かける瀧口修造を想像し、和紙を素材に描いた作品をアップします。「ときの彼方へ」(P10号)


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小樽文学館 常設展(資料を参考に)

小樽をゆかりの地とする代表的なプロレタリア文学小林多喜二、小説家・文芸評論家の伊藤整、小説家の岡田三郎、歌人石川啄木、詩人の小熊秀雄や吉田一穂ほか、約35名の小樽ゆかりの小説家、詩人、歌人俳人の著書や資料などが常設の各コーナーに展示されています。

文学館の学芸員さんや職員さんによる分かりやすい手書と似顔絵で、有名人の特徴やエピソードが紹介してあり面白いです。ソフアに座って、当時の文学者を思いながらゆったり過ごせる、小樽の街に似合う文学館ですね。

 

小樽駅を乗下車した芸術家たち。

その中で石川啄木が4ヶ月小樽で過ごした様子を以前のブログで書いています。

 

 ★最初の8行

のブログ記事を飛ばしてお読みください。最後に、以前のブログのアドレスをコピーして貼り付けましたが、上に飛んでしまいました。削除する方法も分かりません。

石川啄木に興味のある方が読んで頂けるとありがたいです。読みにくい記事で申し訳ありません。よろしくお願いします。