思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

<吹雪で揺れる枯れ枝に沿って流れる、琴似川>

前のブログでは、琴似川が流れる橋を渡って帰りました。

目も開けられない程の吹雪で、写真を撮るのが意識から飛んでいました。

( 写真は、ある日の吹雪。 )

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(1)札幌市を流れている川のひとつ<琴似川>。 さっぽこのウェブログを参考にさせていただき、川の成り立ちを少し書きたいと思います。

明治29年頃から地図に、<琴似川>と表記してあるようです。

札幌市を流れる二級河川。北海道が管理する新川水系の支流で、北西へ向かう新川の

上流部が、琴似川と呼ばれています。

 

(2)明治30年頃~大正時代の地図には、琴似川の支流として<サクシコトニ川>

 が記されているようです。

北海道大学の構内を流れる<サクシコトニ川>。(アイヌ語「サクシュ」

浜の方をとおる、「コトニ」は、くぼち、という意味があるとのこと。

 

実は、私がこの<サクシコトニ川>(現在はサクシュコトニ川)に、興味を持ったのは2014年に開催した「札幌国際芸術祭」からです。

札幌は扇状地なので至る所に湧き水があり、開拓そして都市化から水脈も変わり、枯渇した川は忘れられています。

札幌駅近くの北海道大学の植物園付近で沸き出す水源が北海道大学構内に流れていた小さな川、サクシュコトニ川です。

 

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1951年(昭和26年)に、札幌の都市化で地下水位が下がり水源が枯れて、サクシュコトニ川もなくなったのです。★情報をいただき、2003年前にも川は流れていたとのことです。もう少し調べようと思います。後日ブログに。)2003年に大学の事業として、川を人工的に再現しています。(札幌市北区北8条~9条西7丁目北海道大学構内)

地下鉄南北線の北12条駅から構内まで 4分。この入口から近い場所に川が流れていました。

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★次回は、札幌の都市化で失われた自然、芸術で歴史の跡を見ましょう。