思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

九州の豪雨の被害

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豪雨から九州全体で亡くなった方が60人、行方不明の方が17人という(9日の午前)、大きな被害に心からご冥福とお見舞いを申し上げております。

熊本県の南部にある人吉市では18人が亡くなっています。私は30歳ごろに3年間人吉で過ごし情報を見ていて心が痛みます。人吉では熊本弁とも違い公家ことばのようで、三日月城ともいわれている人吉城跡を「青井さん」、また上下にも「上さん、下さん」と話し、穏やかで親しみ感じます。

 

人吉在住時で、特に2つのことが思い出されます。

山に囲まれた五木村。バス1台がやっと通れるような道を降って行きます。五木村の歴史から熊本県の民謡「五木の子守唄」の歌詞が実感としてわかり、この曲のイメージが変わりました。子守をする少女たちは「口減らし」で奉公し、赤ちゃんを背負って聞かせていた子守唄です。貧しい境遇にある少女、悲しい唄ですね。人吉を離れてからですが、ダムを造設するため村全体が川に沈んでしまう情報で心配していました。10年前に計画が中止になり、人口減少や高齢化の中でも産業を立て直し村が存続しています。本当に良かったと思います。

 

もう一つは熊本県球磨郡にある中等少年院です。謄写版で歌詞本を作り、生徒さんと歌うために音楽の先生とボランティアとして週に1回通いました。1952年にヒットした「雪の降る街を」は人気があり定番曲となりました。また球磨川沿いの河川敷で少年たちと鍋を囲んだひと時は宝物になっています。

 

最後に、皆さまは新型コロナウイルス感染拡大の予防で不安な日々を今も過ごしておられると思います。私事ですが、巣ごもりも終わり、これからという矢先に転倒して骨折。5月31日の道内十勝沖の地震を知らせるアラーム音でびっくり。起きる時、布団に足を絡めて仰向けに転び翌日受診して腰部、背部の骨折。この暑いのに、コルセット装着です。お蔭さまで自宅療養が可能から簡単な食事つくりや片付けをしています。椅子に座ると大腿部にコルセットが突き刺さり、上にあげると胸に突き刺さる。削りましょうとのことで受診したら、上下反対に装着していました。

今は生活リハビリを進めています。周囲にはコンビニやスーパーがあるので、そろりそろり動いています。7月末にはコルセットを外し、腰椎バンドであれば行動範囲が広がると頑張っています。

久しぶりのブログでした。