思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

忘れられない東日本大震災。発生から11年

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★あの辛く悲惨な東日本大震災。発生から11年経ちました。(3月9日警察庁の発表から死者は1万5900人。行方不明者は2523人)★家に戻れない、ひとりひとりの「いのち」忘れてはいけないと思い、この時期に関係著書などを読んでいます。

 

<著書や映像のご紹介です>

 

(1)2021年

「リチャード・ロイド・パリー著『津波の霊たち』―3・11 死と生の物語―

<第3章の大川小学校で何があったのか>を中心とし、取材を基に内側から>

大川小学校では校庭前の運動場に50分も待機させられ、避難を始めた1分後に津波に襲われました(児童78人のうち、74人 教職員11人のうち10人が津波に飲み込まれて死亡)

「6年生の2人は担任の先生に訴えた「先生山さ上がっぺ。ここにいたら地割れして地面の底に落ちていく。おれたち、ここにいたら死ぬべや!」

 

(2)2022年

<アジアンドキュメンタリーズ> ドキュメンタリー映画「KOI 鯉」絶賛配信中!

 https://asiandocs.co.jp/con/605

バス運転手をしていた男性の妻、銀行の屋上から津波に飲み込まれて行方不明。

妻を探すためにダイビングの資格をとる、その思いを知り、ダイバーたちが協力する。

他方、悲惨な状況を見て集まったボランティアグループが海から引き揚げた遺留品や、海岸地帯を探しまわり、遺族に戻すため、海の内外での協力が行われている。

 

「忘れてはならない震災の記録を、当事者の視点で残した作品。周囲の関心が薄れていく中で、本当に支援が必要な人たちが取り残されてしまうのではないかと懸念されています。」

大川小学校で津波に流されて、行方不明児童の父親が現在も校庭に立ち当時を伝えている姿が印象的で、映像の中にあります。

 

 

★「一日一羽、一万鶴」折り鶴を折っていますが、数も曖昧になり、いつまで続けられるか‥、災害の傷跡を癒せるように願いながら折っています。