思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

北海道の湘南 伊達市

所用で北の湘南と言われている「伊達市」に行きました。
デジカメを持っていかなかったので、街の風景を紹介できず残念です。
 
伊達市は北海道の南西部に位置しています。
南側は内浦湾に面していて、北側には有珠山があり、湾を囲んで聳えている
駒ヶ岳有珠山は噴火山なので「噴火湾」とも言われているようですね。
 
四季を通じて温暖の気候に恵まれ、雪も少なく、生活環境がととのっていることもあり、「快適な街」、北の湘南と言われるのでしょう。
 
伊達市は明治2年に開拓されました。毎年の8月23日には開拓記念日として
祝っています。
「伊達正宗」親族の一門の子孫、伊達邦成が領主になり、家族全員での一族が
有珠山麓に移住し、団結して伊達市の礎を築きました。
 
その時、現地人、アイヌの人は移住者に白米とアサリの味噌汁でおもてなしをしたとのこと。(祖母はアイヌ人は親切で、魚をよく、いただいたと話していました。祖母は青森県の一戸から来道していますが、一族との関係は定かでありません)
その頃には80戸のアイヌ集落があり、貝塚や遺跡などが残されていますね。
(北黄金貝塚情報センターで観ることができます)
 
南方から北上してきた和人と、自由と平和を愛してきたアイヌ民族とは生き方や
生活習慣が違うので仲が悪かったようです。和人から酷使や虐待があり、アイヌ人の心の支えとなったのが、阿弥陀如来像を安置した「有珠山善光寺」です。
 
境内に、「鐘楼」が建っています。この鐘は戦争の武器に変えられ、写真は
昭和24年に新鋳されたものです。(以前に撮った写真です)
 
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世界の各国で、植民地化の一歩的な行為はありましたが、北海道でも
未開地開拓という政府の方針から、現地人が被害に合う歴史があったんですね。