500m美術館―札幌大通地下鉄ギャラリー
札幌の地下鉄大通駅~バスセンター駅間のコンコースを会場として
「500m美術館」が誕生しました。「さっぽろアートステージ」の
美術部門、札幌市の企画です。


2006年から2010までは11月の限定で、広く作家さんに呼びかけて展示し、
秋には、地下鉄を歩きながら芸術を楽しむ、待ち遠しい企画でした。
2011年11月3日より、展示設備を整えて常設のギャラリーに生まれ変わりました。オープニング記念展を前期・後期に分けて、現在は後期の展示中で、
5月6日で終了します。
尚、次回展示の予定 5月12日~7月27日「日常の冒険」―日本の若手作家たち― 7:00~22:30(無休、無料)
今後は、札幌市が美術関係者に展示内容の企画を委託し、年に4回は作品を入れ替える、年間を通しての「500m美術館」が楽しめそうです
オープニング記念展では、札幌で活動されている様々なジャンルの作家さんの作品を中心に展示してあります。
後期の展示の雰囲気、作品を載せて紹介します。

「鑑賞の授業―プールサイドに集う人々」(小林麻美)
過ぎて行く景色の中で胸を刺す一瞬、・・・。

「私とは」{鈴木涼子)
私とは何か、という人間存在の
根源的問いに対して・・・。

「ish-kar/水系-石狩川」
(露口 啓二)
500m美術館は、地上に湧き出てフシコ川となる、地下水が流れていたところと想像・・。

「北天の星星」
(国松 明日香)
初冬のある日、深夜に
道北の道を車で走って・・。

「Expanding」(川上 りえ)
私たちの存在する世界は、
無機的な要素と有機的な要素が混在し・・・。

「我々はどこから来たか・・・どこへ行くのか?」(仏語)
オリジナルの書体のアルファベット。ゴーギャンの作品のタイトル・・・。
以上、51人の作家さんの中の6作品でした。
全長820面積の広がる憩いとアート彫刻の広場です(美味しいものを
食べて、ゆったり寛ぎ、アートを楽しむ交流の場ですね)
来札の際に、どうぞ、地下の美術館と合わせて楽しまれますよう、
お勧めいたします。
最後に、冬の風景を。
