思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

「ウリュ ユウキ 写真展」と「青木萌 人形展」、「フレデリック・バック展」を観て

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札幌では、初夏のおまつり「さっぽろライラックまつり」の開催中です。
札幌大通公園会場では、5月23日~27日まで、様々な催しがあります。
また、街の中心から離れた白石区の川下公園では6月2日~3日まで。
世界200種のライラックがあります。
1890年(明治23年)頃に、北星学園(元スミス女学校)の創立者
サラ・クララ・スミス女史が故郷アメリカからのライラックを札幌の地に
苗植えしましたが現在はありません。株分けし、最も古い樹木は「北大植物園」内にある「宮部金吾記念館」建物前にあります。
(札幌駅から近く、植物園の正門から入って右手です)
現在もしっかりと柱に支えられた古木に花を咲かせています。
 
作家の渡辺淳一氏は「札幌にはライラックが似合う」と小説の中に書かれていますが、札幌のいたる所に植えられているライラック。街が花の香りで包まれる幸せな季節です。
 
★サイトも、少々、更新しています。
 
今回は展覧会を巡った中で2つの展示を観て、感じたことを簡単にご紹介します。
 
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   犬養ギャラリー:
 「ウリュ ユウキ 写真展」と「青木萌 人形展」
  
  築100年ほどの木造民家を改  造したカフェとギャラリー。
  高層ビルや住宅街の一角に鬱蒼  とした木々に囲まれています。
 
  ギャラリーの裏側、数分の所に
   「豊平川」が流れています。
 
    川の向かい側に見える、札幌中心 街の建物を背景に、和紙を素材に して作品を作りたい・・、構想を練 っています。
 
★1階には、「青木萌 人形展」「子供の領域(あそびば)」:和室の場所に展示されていました。懐かしい雰囲気の中に、不可思議な感じの球体人形。昭和時代の座敷に、現代的な人形が住む不思議な感覚。が、その場にぴったり合っているのです。展示の工夫でしょう。
 
 ★「ウリュ ユウキ 写真展」「Dally Mirror―日々は鏡写しのように―」1階の浴室だった場所と板の間の2階に、日常に繋がる、物や通りなどのモノクロ写真プリント撮影の作品です。作家さんのこだわりがある写真展。作品から生活の匂いが立ち現われるようです。
 
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「青木萌 人形展」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ウリュ ユウキ 写真展」 
  急な階段を上がり、会場は窓からの木洩れ日で柔らかい雰囲気です。
  作品は壁の他に、写真立てや棚に置かれてあり、歩きながら観てまわる展示方法。落ち着いた雰囲気に作品が馴染んで懐かしい感じがしました。写真を撮っていませんでしたので、作品からの「缶バッチ」。手元にあるのを写真にしました(作品はモノクロです)
 
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   札幌芸術の森美術館:
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  フレデリック・バック展」(木を植えた男)
昨年の11月頃には、東京都現代美術館でも開催していました。
 
フレデリック・バックアニメーション部門でアカデミー賞を2度、受賞しています。スタジオジプリの監督、高畑勲さんや宮崎駿さんが憧れる敬愛しているバック氏です。
70年間にわたってのバック氏が描いた作品。絵画、スケッチ、アニメーシ
ョンと幅広い分野の1.000点ほどの作品が展示していました。バック氏の
人生観、また、自然への思いが、作品を通して温かく伝わってきます。
掲示版の写真から、モーゼが理想の土地に向かって、民衆を率いたイメー
ジが、ふと浮かんできました。(モーゼは、旧約聖書の登場人物です)
 
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  当日(5月12日):藝 術の森 広場で「ア ートマーケッ トが 開催されていまた。 
  プロ・アマのアーティ ストが作品を出店・販 売する野外イベント です。
  この日は、曇り空、小 雨と寒い天気。写真 を撮るのも指先が冷 たい。それでも会場 には熱気があります
 
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