<アートの力で炭鉱の記憶を掘り起こす、アート展を観て>
今年の「そらち炭鉱の記憶アート 2014」は、「札幌国際芸術祭 2014」の特別連携事業として作品展を開催します。(期間期間は8月23日~10月13日の土・日・祝のみの19日間)
「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」は、6年前から空知地区施設の存続と地域再生を目的に取り組んでいる、「NPO法人炭鉱の記憶推進事業団」と札幌市立大学の上遠野 敏氏を中心にした学生の共同プロジェクトです。アート展では、道内の作家さんが参加しています。
今回は夕張市~三笠市の場所で作品展や記録映画会などが予定されているようです。(①夕張市旧北炭清水沢火力発電所とズリ山。 ②三笠市旧奔別炭鉱ホッパーとその周辺。③旧北炭送電鉄塔の路、夕張市~三笠市の各所。)
2011年、2012年、2013年のアート開催場所を写真で簡単にご紹介します。
2011年の作品展
ブログ:
<三笠市旧奔別炭鉱ホッパー>②
●2012年開催時の写真。
(JR札幌―岩見沢まで、特急で、40分ほど。駅バスターミナル~三笠線・幾駿別町(終点)下車。55分ほど)
●2013年開催時の写真。
ホッパー会場の右隣にあり、会場への目印になります。 アート会場にはいつも、上遠野 敏氏の作品が。
かつて、三笠は炭鉱産業の盛んな地域でした。明治35年に開鉱し、昭和46年には閉山しています。国のエネルギー政策に翻弄された町といえましょう。この地域に、「奔別炭鉱」の石炭を搬出するホッパー、長さ100メートル、幅13メートル、高さ2メートルの施設が残っています。
今回の連携事業としての作品展ではないようですが、7月10日~13日まで、制作の体験と作品の公開があります。(作品公開は、7月13日の16時~。後日、見学で完成作品を観たいと思っています。(見学には連絡が必要)
人口が減少して廃校になった、小学校の体育館に炭鉱町を再現しています。(旧奔別炭鉱場所はバスの終点地に建っていますが、その同じ路線で岩見沢駅ターミナルから。所要時間は40分以内の「美薗市民センター」で下車、徒歩で5分ほどの所に旧小学校があります。)
この2階に、炭鉱町が再現されています。
(2012年の制作途中。広い体育館いっぱいに作られていますが、屋根の上は、ダンボールを重ねています)