札幌駅前通りの周辺を歩いて
あちらこちらを見渡して歩くものですから、歩行者にぶっかりそうで、どこを見てる?と叱られそうでした。
実は、この通りに目立たない野外彫刻があるのです。
普段は気に留めないで歩いている通りです。
この中でステンレス系の彫刻を、2つ紹介します。
一つは、『四つの輪』です。
駅前通りから、少し離れていますが、市電沿いの建物前に建っていました。
札幌中央区民センター玄関前に設置してあり、建物に囲まれていて注意しないと見つけられません。
札幌出身、伊藤隆道氏の作品です。動く彫刻家とも言われており、ステンレスの美しい曲線が特徴のようです。
次の作品です。
『ふれあいの輪』が幹線道路の分岐点に建っていました。
看板が立ち並ぶ建物の一部になって目立たないのです。あった!というかんじです。
昭和58年に制作された札幌出身の飯田勝幸氏の作品です。札幌市が5大都市入りを記念した彫刻です。
ニセコ町にある「有島記念館」(小説家:有島武朗)の設計もされたようです。
最後に、札幌駅前の夜景をひとつ。
以前に見た景色で、夕闇に街の灯りが灯るころ、あるホテルの避雷針が十字の形で輝いていました。とてもきれいな一カットでした。
今回、その写真を撮りたいので、用事のついでに出かけたのですが、残念ながらその形が雨の中に消えて見ることができませんでした。ご想像ください。
(写真の彫刻は、『牧歌の像』で、昭和35年に制作された本郷 新氏の作品です)