＜豊平川は、どこか＞
日本列島、南から北まで暑い日が続いていますが、特に猛暑日の地域に過ごされている方々は大変なことと推察いたします。
暑中お見舞いを申し上げます。
先日、札幌豊平区にある「ギャラリー犬養」に行きました。ギャラリー巡りに欠かせないのがこの写真の一覧表。
観たい美術展の開催日や住所を情報から
コピーさせていただき、持ち歩いているものです。
当日は、その資料を忘れてしまい、
あわてふためいて汗だくになりました。
こちらのギャラリーには一度行っているので、記憶を辿りながら地下鉄東西線菊水駅で降りて２番出口に立ったが、どこに向かって行けばいいのか分からない。私は昔からの方向音痴で最も迷う箇所は出口。確か、豊平川の近くの高層ビルに囲まれて木々が生い茂っている場所に、古い２階建てのカフェ＆ギャラリー「犬養」が建っているはずだ。徒歩で７分なので何とかなる。
「豊平川に行きたいのですが、どの方向で？」
「ここまっすぐ行くと１０分かからないですよ」
男性から伺い、信号を渡って進むと見覚えのある建物が見えてきたので、間違いないと確信する。
写真は動物病院。
私は、方向音痴なので、目印を見て動く癖がある。
以前に、この建物前の反対側の住宅地をウロウロした記憶がある。
しかし、いくら探してもギャラリーが見当たらない。近くに白石交番があったので中に入った。３人のお巡りさんが地図を広げたり、掲示板を眺めたり、電話で確認したりしていたが、そのような建物はないとのこと。
「パソコンはないのですか？」
「ここには・・・・」
私は携帯電話で検索をしたことがないので、お巡りさんに検索の場所を開けてもらい、さて・・・「犬を飼う」だったか、「犬を養う」だったか、はっきりしない。携帯で文字を打つのが大の苦手なのだ。キーボードのように文字盤が全部見えたらいいのに、
「－」を入力するのも記号だとか、数字だとか・・、あれこれ動かしているうちに入力の場面が分からなくなる。なので、検索をあきらめて途方に暮れたまま礼を言って外に出た。
ふと、ギャラリーの住所は豊平区ではないかと気が付き、地下鉄出口から７分。バス停から２分と覚えているので、（白石交番の前にもバス停があった）その場から豊平方向に少し進むと、ビルが立ち並ぶ一角に、生い茂った木立の中から見覚えのある赤い屋根が見えてきた。ホッとするも、手の届く所に建物があるのに入り口が見つからない。狭い道を進んだら歯医者さんの駐車場に、逆戻りしてやっと玄関に辿りついた。
跡地の前に豊平川がある。
１度目の「ギャラリー犬養」に行った時も、裏側にある豊平川に立ち寄っている。
豊平川は札幌の中心部を流れているので、どこからでもアクセスが可能なのだ。
菊水駅２番出口から左折したらいいのに、まっすぐ信号を渡って迷ってしまった。
しかも、見覚えの風景が表われて簡単に思い込んでいる。
「白石警察交番」は、白石区菊水３条１丁目。
「ギャラリー犬養」は、豊平区豊平３条１丁目。隣同志でも、区が違うと分からない、これが都市なのだと勉強にもなった。
「高層ビルに囲まれた場所で、大きな木々の中に古い屋敷が、この辺にあるはずた」と、私が言い張るので３人のお巡りさんも困惑して認知症では・・・・？と、心配されたかも知れませんね。その節にはよろしくお願いします。親切なお巡りさん、暑い中をお騒がせしました。
