思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

<「サクシュ琴似川」の水源は?>

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石狩川の支流、豊平川扇状地にある「サクシュ琴似川」は、北海道大学植物園の周辺に湧き出た池を源としています。肥沃な場所で幾つも泉が湧き出ていたようです。アイヌ語で“メム”と呼ばれていました。

JR札幌駅から徒歩10分ほどにある大学の植物園、その場所は開拓使によって造られていました。
1886(明治19)年頃に、その植物園用地が札幌農学校(北大に)に移管されました。日本で2番目に古い植物園とのことです。

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2006年に、この場所で竪穴住居の屋根などが発掘されたとのことです。

サクシュ琴似川は、大学植物園の近くにある、「偕楽園」の湧き水池から流れる小川と合流し、札幌農学校(現在の北海道大学)に注ぐ自然川でした。

偕楽園」は、現在の「偕楽園緑地」 (かいらくえんりょくち)で、JR札幌駅の北口から徒歩圏内。北7条7丁目にあります。

 

昨年の11月末に、たまたま「琴似川」を見て浮かんだのは、この「偕楽園緑地」公園の敷地内にある「清華亭」室内で展示があった毛利 悠子氏のインスタレーション作品だったのです。(2014年に開催した「第1回札幌国際芸術祭」) ずいぶん横道にそれて、やっと辿り着きました。

「サクシュ琴似川」への場所を冬の景色で、再掲します。

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この建物「北海道大学薬学部付属薬用植物園」の後方に、川があります。
入り口は「北11条西5丁目」門で、車は入れません。

★それでは次回に「偕楽園」について、少しご紹介しましょう。