思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

<札幌で手すき和紙の工房を開設した「紙びより」さん。>

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画像がはっきりしません。
 
平成24年12月1日開設。
 
工房開設に向けてすべてご自分の手で作り上げた工房です。
(和紙作家・和紙職人)
 東野早奈絵(とうのさなえ)さん。
 
 
 
 
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その後、こちらの工房や出前講師、作品の販売など、
幅広くご活躍されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東野早奈絵さんのブログアドレスです。 「北の紙工房 紙びより」でも検索できます。 http://blogs.yahoo.co.jp/kamibiyorisana/
 
手すき和紙体験と商品づくりをされていた東野さんを、ヤフーブログで偶然、知りました(越前和紙産地の福井県)。
昨年の3月にお勤めを退職され、札幌に戻った東野さんは札幌市の郊外も視野に入れて、手漉き和紙の工房を開設したい。そんな大きな夢をいだいて、奔走しておられました。工房の計画、場所探し、情報収集、作品作りなど、もの凄いスピードで着々と準備を進め、12月1日に、札幌の森林公園近くの古い一軒屋を借りて、オープンしました。(ここから開拓の村も近いです)函館線と新札幌線を結ぶ環境で、大家さんや住民にも恵まれています。内装、ペンキ塗り、掃除、水回りなど、ほぼ手づくりで工房を立ち上げています。
 
その後も活動の幅を広げ、札幌市から商品の認証を受けられました。
「北の紙工房」で独自の紙づくり、手漉き和紙の普及に熱心に取り組まれているのです。
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★「北から暮らしの工芸際」に、紙びよりさんも参加しています。前回に展示された時の写真ですです。
「82作家による暮らしを彩る衣食住がチ・カ・ほに集結!」
地下鉄札幌駅~大通駅までの地下歩道空間に、前期(9月2日~4日まで。紙びよりさんのお店は、前期の札幌駅側です。) 後期(9月18日~19日まで)。
 
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東野さんが手で漉いた和紙、そのままの白を活かして小さな絵を描いてみました。
拙い作品ですが、和紙絵の素材として紹介します。
 
写真はF4号のキャンバスを使用しています。「楮(コウゾ)」の木を原料ににした手漉き和紙を素材にしていますが使用したのは、1枚667×970のうち、250×250です。濡れた布に和紙を押し付けて、伸ばしたり、重ねたりして作っていきます。背後と赤い子房は保管している和紙を使っています。(667×970の一枚は@800円)
 
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1.5cm×6cmの和紙を伸ばしたのが、下の細い線です。切れることはありません。
 
その下の和紙。毛先が長いのが手すき和紙の特徴です。
 
機械で漉いた和紙は、どこにでも売っていますが伸びがなく、引っ張ると切れてしまうので和紙絵に向いていません。
 
 
 
 
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作品づくりに使用する道具は、僅かこれだけで十分です。主にピンセットと小筆を使い、大和のりで重ねていくのですが、のりの溶き方もそれぞれ違います。和紙の種類は幾つかありますが、最後の仕上げは、とても薄い和紙です。和紙を染めて色彩の幅を広げますが、薄い和紙の重ねで色合いを出していきます。
 
 
写真の右側に和紙を保管し、左側の袋に入っている屑も、立派な素材になります。
今は自分で持ち歩きができる大きさ、F10号を主にして作品を作っています。
息で飛ぶような小さな和紙と格闘しているので、遅々たる作業ですが時間を見つけて楽しんでいます。
 
★ホームページに作品をアップしています(年に1~2枚程度) 作品作りや素材について、こちらにも載せていますので、ご来訪をお待ちしています。
ホームページアドレス: 「表現の素材」で検索も可能です。