思いめぐらす日常のひとこま

はてなブログに移行し、和紙を素材に絵づくりなどを考えめぐらしています。

有島記念館、北海道ニセコ町

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先日、有島記念館に行ってきました。(201869日は有島武郎の命日、生誕140周年、また3代目の有島記念館40周年と重なった日となり、有島も応えてか、コンサートの場所で遺影を移動する際に落下しそうになり、ひやっとした場面も。)現在の記念館は北海道ニセコ町の自然豊かなに場所に建っています。札幌から高速バスで道の駅「ニセコビュープラザ」まで3時間弱かかり、そこから徒歩20分ほどに位置しています。


当日は命日である「星座忌」が行われており、入館料無料でコンサートなどもありました。有島武郎白樺派で活動した小説家です。「相互扶助」の思想から、有島は大正期に所有していた広大な農場を小作人に無料で開放(共生農団)し、戦後の農地改革を経て有島の精神を伝えるために記念館を設立しています。

記念館入口の右側は、有島武郎の生涯や書籍などの常設展示室になっています。展示室は西洋風のレンガ仕様で各コーナーには当時の農場で使用した道具類や洒落た置物、装飾が施されています。展示室に大きな窓が多く、厚手のカーテンを少し開けると外の景色と一体感があります。また入口左側にブックカフェ、ミュージアムショップ、アートホール(コンサートや講演会などを開催)、特別展示室があります。展示室は絵画などの企画展、創作発表の場として提供し、当日にはイラストレータ貼り絵作家の藤倉英幸氏の北海道の風景画などが展示されていました。(記念館に約1200点を寄贈されている)。有島が絵を描いていたこともあり(北海道大学で英語教師、絵画「黒百合会」の顧問)、特別展示室はその意思を継続する目的のようです。

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記念館の外で来訪者が鐘を鳴らしていた場所は(有島武郎像の後方に鐘、右隣りのこんもりした蔦の内部が修道院)、有島武郎の小説「クララの出家」の修道院をモチーフにした造りです。ニセコを舞台に有島の小説では、「カインの末裔」「生れ出づる悩み」「親子」があります。


当日、道の駅「ニセコビュープラザ」の裏側に食事もできるパン屋さんがオープン。テレビ放映もあったのか来客の行列、時間節約のため「道の駅」前の向かい側にある蕎麦屋さんで「だったんそば]を食べ1時ごろに記念館へ。帰りは雲から見え隠れしている羊蹄山に見おくられ、高速バスで札幌に戻りました。

(当日の羊蹄山と、数年前の5月頃に撮った写真です。)
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個人的なことですが、ホームページのソフトが故障しアップできなくなりました。作品などを載せていましたが、今後はこのヤフーブログで一本化したいと考えています。(「表現の素材 和紙」)現在までの掲載分は、ネットで閲覧できるのでヤフーブログに、ホームページのアドレスを常時表記できる方法を工夫したいと思います。

ブログ掲載をご無沙汰していますが、今後は頑張りたいと思いますので宜しくお願いいたします。